カナダの移民受け入れ状況
こんにちは!今日はカナダの近年の移民受け入れ状況について、少し書いてみたいと思います。
カナダは世界でも有数の積極的な移民受け入れ国家です。
特に自由党トルドー政権下は、パンデミック中でも2021年に年間40万人受け入れを達成。以降毎年受け入れ上限数を増やし、受け入れを加速させています。
●2023年-2025年の受け入れ計画数
2023年465,000 人 (下限410,000~上限505,000)
2024年485,000 人 (下限430,000~上限542,500)
2025年500,000 人 (下限 442,500~上限550,000)
(出典;IRCC 2023-2025 Multi-Year Levels Plan – November 29, 2022)
これは加速する高齢化社会の中で、移民受け入れが長期的な経済成長に不可欠だという考えがあるためです。
ただし、2025年には国政選挙があります。保守党は自由党に比べ移民受け入れに消極的と言われており、政権交代すれば移民受け入れ規模が縮小する可能性もあります。
次に、カナダの移民プログラム(永住権申請プログラム)には大きく分けて3つあります。
①Economic Class(経済移民)
②Family Class(家族呼び寄せ)
③Refugee and Protected Persons(難民・比護民)
①のEconomic Class は受け入れ総数の約6割で、カナダ移民の中心プログラムです。
Economic Classは、主に連邦政府によるExpress Entryと州政府主導のProvincial Nominee Program(PNP)の2つのプログラムがあります。
国の経済発展に特化し、特定地域や特定職種を対象にしたプログラムが用意されています。プログラムは新設による多様化で現在90種類以上。近年はIRCC(カナダ移民局)の動きがとても早く、新設プログラムや要件変更が次々と打ち出され、目が離せません。
現在の移民局の傾向としては、以下に力を入れています。
・ケベック州外のフランス語話者の受け入れ促進
・ヘルスケア&STEM(科学・技術・工学・数学分野)人材受け入れ促進
・短期滞在者(留学生・就労者)から永住権保持者への転換
・地域のニーズに合った移民政策(市町村レベルでの選抜)
移民局の方針に合わせ、州レベルでも新たなストリームが見られます。
カナダで永住権取得を考える場合は、職歴や語学力要件などを考慮して、多様なプログラムの中からご自身にあったものを見つけることがとても大切になります。
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